CLOUDYは、学校法人自由学園と連携し、450人の中高生とともに制服を共同制作するプロジェクトを開始します。
制服のコンセプトは人や自然との共生を絡めた「人に伝えたくなる制服」。2024年度中の完成を予定しています。
CLOUDYと自由学園のコラボレーション背景
◾️背景
自由学園にとって2024年度の共学化に伴い、制服の再制作は必ず行う必要があるものでした。
その中で単に柔軟性・快適性・コストで新制服を決定するのではなく、エシカル・サステナブルであることを大切にし、自然や人との共生を絡めた社会課題に関連するような教育的価値のあるブランドに依頼したいという背景から、自由学園からCLOUDYに声をかけていただき、プロジェクトを開始します。
自由学園は、より良い社会を創る人を育みたいと考えています。
そのために、校舎、校則、そして今回の制服も、大人がつくって子どもたちに提供するのではなく、つくるプロセスに生徒が関わることで、学びの機会にしていきたいと願っています。
今回制服をつくるというだけではなく、検討プロセスにも全校生徒450人が積極的に関わるなどの共創的なアプローチも踏まえて、新しい制服のあり方・伝え方を定義していこうと考えています。
新制服について
◾️新制服コンセプト
450人の中高生がつくる「人に伝えたくなる制服」をコンセプトに制服を作成します。
◾️新制服作成までのプロセス
昨年度からCLOUDYと自由学園は打ち合わせを重ねてきました。2025年度からの新制服の導入を目指し、制作を進めていきます。
自由学園や、プロジェクトに関わる一人ひとりの生徒が大切にしていることをCLOUDYがヒアリングし、ガーナ在住のデザイナーが手を動かして、制作をしていきます。
代表者コメント
自由学園学園長 更科幸一
自由学園の変わらぬ使命は、より良い社会をつくることです。
では、良い社会とは何でしょうか。
それは、人と人が緩やかにつながり合い、
相互扶助の精神により、
愛し助け合うことが当たり前にできる社会であり、
地球上のすべての動植物に対して
やさしい生き方を選ぶことができる社会ではないか、と私は考えます。
その、いわば当たり前の社会を本気になって創造し、
学びを通じて社会に働きかけていく場が自由学園です。
今回、CLOUDYさんというすてきなパートナーと出会わせていただき、制服を通じてより良い社会を創っていけることを、とても嬉しく感じています。
株式会社DOYA 代表取締役社長 /NPO法人CLOUDY代表理事 銅冶 勇人
伝えたくなる制服を作る。
自由学園に初めて訪れた時に、無邪気に自由にのびのび育つ生徒の皆さんが印象的でした。
校舎内を歩けば笑顔とハツラツとした声で気持ちよく心から挨拶をしてくれる、畑に行けば生きることを学びながら土と戯れている、食堂に行けば自分たちで責任を持って日替わりで給食を献立から計算して作っている。
そこには学園がまさに掲げる自立した思想と自由がありました。
自由学園の新しい制服を生徒の皆さんとCLOUDYが一緒に作っていく今回のプロジェクトには大きな意義を感じています。
世の中の社会問題を敏感に責任として感じることのできる世代とCLOUDYが作り出す社会問題の解決というシナジーが新しい学校制服の在り方を表現し、今伝えたい、伝えるべき責任を制服に込めて。
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